KANSAI WORLD MASTERS GAMES 2021

清水がやってみた

2020/10/09

vol.03 楕円球のクセがすごい?!フラッグフットボール

“タックルのないアメフト”とも言われるフラッグフットボール。
「その真髄は作戦展開にあり」とのことですが、初心者にいきなりのプレーや作戦展開は困難だったので、まずは基本の「ボールの投げ方とキャッチ」「フラッグを取られる感覚」を兵庫県広報専門員の清水奈緒美が体験してみました。

 

体験動画

 

 

使用するボールはラグビーやアメフトと同じ楕円球。
ボールの側面を持ち、とがっている方を投げたい方向へ向けて投げます。

 

革が手にフィットするので、ボールは、「あら、持ちやすい♪」。
ボールを投げてみると、とがっている方がそのまま正面のまま飛んでくれる時もあれば、乱回転する時も。

 

 

乱回転や円盤のような回転をすると、キャッチする方は受け取りづらい。
そこで、ボールのとがった方を正面にキープさせたまま飛ばす方法が、ねじのような、スクリューのような回転をかける方法です。
空手チョップのような動作でボールを離すとスクリュー回転がかかるそうです(が、今回は完遂には至らず・・)。

 

お次は、キャッチの練習です。

このどんくさい手の感じは・・

 

無事にキャッチできたかは、動画をご覧ください。

自分も前へ走りながら飛んでくる球をキャッチするのはただでさえむずかしいですが、楕円球が飛んでくると、「突き刺さる~~!!!」と本能的に感じるのか、少しコワイ・・・。

実際のプレーでは、キャッチの失敗=ボールを落としてしまうと、自陣の攻撃は終了となるので、キャッチの失敗は命取りに。

指導してくれた方にキャッチのコツを聞くと、「赤ちゃんとか、自分の大切なものが飛んできたと思ってキャッチする」とのこと。私、気合いが、気持ちが足りませんでしたっ!!!

 

さて、ボールを持っている側の攻撃を止める手段が、腰に付けたフラッグを取ること。
まさに、このフラッグこそが“フラッグ”フットと名づけられたゆえんです。

フラッグは、引っ張ると、写真の矢印の部分から抜ける仕組みになっていて、抜ける瞬間「キュポン」という音が。

 

自分では、「逃げ切れる」と思い走っているんですが、案外取られてしまいます・・
「フェイクをかける」「スピードや軌道に変化をつける」などなど、きっと、フラッグ奪取の阻止手段もあるのでしょうね。

 

今回、楕円球を扱うのも初めてでしたが、「走って」「回転かけて」「投げて」と、他の球技にも共通する部分があり、何より指導してくれた方達が褒め上手だったのもあり、楽しかったです!

始めるにあたって、用意する道具もそれほど多くないので、始めてみるのもありだと思ったのでした。

 

取材 兵庫県広報専門員 清水奈緒美